オンライン不動産サイトHousingAnywhereで物件の契約が終了し、入居を待つ段階で不安や心配事があるかもしれません。具体的には「入居当日に立会いが必要で、ドイツ語でコミュニケーションしなければならないのか」や「設備に問題があった場合にどう対処するか」など、漠然とした不安が私たちにはありました。
少しでも不安や心配事を解消できたらと思い、わたしたちの物件の家主であったらBeLLeArTiを例に、入居の流れを紹介します。物件の家主によって当時のフローは異なる可能性がありますので、あくまでもご参考までにご覧いただければと思います。
また、当日の入居ではなく、HousingAnywhereでの契約方法やウィーンでの物件探しについて知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
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入居日当日
いざ入居の日です。
1. 鍵・書類のピックアップおよび契約書のサイン
事前に指定されたBeLLeArTiのオフィス(2番区Landstraße)に向かいました。
オフィス内の無人の部屋に入るように案内され、その部屋には鍵と各種書類(契約書、個人情報収集の同意書など)が机の上に置いてありました。事前に受け取ったメールに記載されていた、以下のことをしました。
- 鍵の本数および番号の確認
- 各種書類のサイン
- 個人情報収集の同意書
- 契約書のサイン
- 物件のチェックシートのサイン
- 各種書類(契約書のコピーなど)の受け取り
物件のチェックシートとは、傷や汚れなどを入居前にチェックして、退去後の原状回復を確認に使われる資料です。日本と異なり、家主がすでに記載があり、私たちサインをするだけでした。
システムが効率的に自動化されており、書類の確認などを行う作業はたった10分で完了しました。誰にも会うことなく、鍵と書類を受け取って契約した物件に向かいました。
2. 物件に入居し状態を確認
契約書や鍵を受け取って、実際に契約した物件に向かいます。
入居したら以下のことを確認します。
- 記載されてあった設備がすべて揃っているか
- 物件のチェックシートに記載されている状態(傷、汚れなど)に相違はないか
記載されてあった設備に相違があれば、重大な契約違反にあたるので家主に連絡します。私たちの場合、乾燥機付き洗濯機があると聞いて入居したにも関わらず、ただの洗濯機しかなかったので連絡して取り替えてもらいました。その時のやり取りについてはこちらの記事ををご覧ください。
また、物件のチェックシートには「壁の汚れ」の項目のみにすでにチェックが付けられていましたが、実際に物件に行って確認しても相違はありませんでした。もし、あまりにも状態が違う場合は、別途家主にメールなどで連絡する必要があります。敷金(Deposit)の返却に大きく関わる部分なので、面倒くさくても頑張ってチェックして連絡すべきです。
3. 設備の使い方や周辺施設の確認
契約書に記載された設備などが整っていても、使用方法がわからなければ生活が困難になります。家電製品を見て一目で使い方がわかったり、ゴミの捨て方や建物のルールを理解している場合は、特に入居時にすることはありませんが、わからないことがあれば確認しておくことをおすすめします。
私たちの場合、以下のことを家主に聞きました。
- キッチンの換気扇の使い方
- ごみ捨ての方法
- シャワー室の排水口の掃除方法
特に、日本と異なって、家電の説明書などが一式置いてあるわけではありません。初めて海外の家電製品を使う場合は、その使い方がわからないケースが多いです。
家主はとても親切に、かつ、迅速に回答してくださって、スムーズに生活を立ち上げることができました。もし分からないことがあれば家主に連絡すると、自分たちで検索するより早く解決するかもしれません。