ウィーンに移住してもうすぐ1年経とうとしています。最初は右も左も、ドイツ語も一切分からなかったのですが、ようやく落ち着いてきたので、より家賃の低く快適なアパートに移り住みたいと思い、引っ越しを決意しました。
最も知られているDie Möbelpackerというサービスを使うことにしました。友人や他のウィーン在住の方の話を聞いても、ぼったくりなど被害にあったという話を聞かないので、思い切って依頼してみることにしました。
引っ越しについて
より記事として参考になるように、わたしたちの引っ越しについて記載します。
- 二人暮らし
- 1LDK
- 家具付きの家だったので所有する家具はほとんどなし(机2つ、電気ヒーター程度)
- 徒歩20分ぐらいの距離に引っ越し先がある
見積もり依頼
さっそく公式ページにアクセスして、住所を入れます。
一旦住所を入れて、「Jetze Unverbindlich anfragen(今すぐお問い合わせする)」を押して先方からの連絡を待ちます。この時点では、どんな家具や家電があって、どれぐらい段ボールがいるかなどの情報は、このときは一切聞かれませんでした。いつ引っ越すのか、すら聞かれなかったです。
電話で見積もり訪問の日時を決める
電話がかかってくるので、見積もりのための訪問の日時を決めます。私は、先程のウェブページからの申し込みの次の日に電話がかかってきました。
とんでもない速さのドイツ語で話してきたので、英語で話せるか聞いたところ、快く英語で応じていただきました。そして、次の週のの朝7時に予約が決まりました。見積もりまで数日はかかるスピード感のようです。
見積もり訪問
予約していた朝の7時に業者の方が来られました。拙い英語ではあったものの、英語で対応していただきました。
部屋の端から順に「これは引越し先に持っていく?」など質問され、最後に引っ越しの日の調整や料金の調整をしました。
料金は大きく二つあるそうで、わたしたちの以下の金額を提示されました。
- 固定額:375ユーロ
- 変動額:目安350ユーロ(かかった時間などによって変動。自ら手伝うことができる)
このような料金プランを提示されると思っていなかったので、どうしようかと悩んだのですが、思い切って変動額にしました(この結果、かなり料金を抑えられました)。
また、このとき、「段ボールは何箱いる?」と聞かれたので20箱と答えました。使わなかった段ボールは返却するとその分返金されるため、思い切って多めの量を頼んでしまっても構いません。
見積書の受取および引っ越しの依頼
訪問の1日後に、見積書がメールで送付されていました。この段階では、まだ依頼(契約)はしていないため、気が変わったらキャンセルをすることができます。
内容に齟齬がなかったので、引っ越しをお願いしました。
引っ越し当日:搬出
引っ越し当日に、引っ越し屋(男性二人組)がこられて、引っ越しが開始しました。変動額を選んだため、前日に玄関前にすべての荷物をまとめておきました。
ところが、ハプニングが起きていることに気づきました。段ボールを受け取っていなかったのです。
てっきり、注文した段ボールを当日持ってきて詰めるところからはじまると思っていたのですが、注文すらされていなかったようです(見積書に含まれていないことをチェックすべきでした)。
引っ越し屋も困惑していましたが、親切に、臨機応変に対応していただき、60L程度のゴミ袋を大量にいただきました。服などを詰め込み、トラックまで運ぶところまで手伝いました。
机などいくつかの家具は搬出してもらい、45分程度で引越し元からすべて搬出し終えました。
引っ越し当日:搬入
引っ越し屋はトラックで新しいアパートに向かい、私たちは歩いて向かいました。
なぜか私達のほうが早く、到着して少し経ってから引っ越し屋が到着しました。
搬入はすべて業者の人に行っていただきました。
ゴミ袋ばっかりですが、大事な服などの荷物です。
料金の支払い
その日のうちに、メールで請求書が送られてきました。なんと引っ越し代金は160ユーロでした。最初に提示された固定額の半額以下です。ゴミ袋は一切請求されませんでした。貧乏性が良い方向に転び、手伝ったり、事前に荷物をまとめて置いたおかげで、かなり安く抑えることができました。
また、不透明な請求も一切なく、引っ越し屋も一貫して丁寧な対応をしてくださりました。ぜひ、ウィーンで引っ越しをする機会があればDie Möbelpackerを検討していただければと思います。